今回のアーケードは、南国鹿児島の地域性、風土を考え開放的で明るく南の風を感じることの出来るような従来のアーケードより個性のあるシンプルなデザインとすることにより、それぞれの商店が引き立つように考えた。

 昼だけでなく夜の活気も生まれるように夜間景観照明として発光ダイオードを使い、アーケードでの長い光のトンネルを作った。また、天文館の歴史的な文脈を読み取り天の川の四季~春・夏・秋・冬の星空~を演出した。その他、おはら祭りやクリスマス、正月等のイベントに応じたプログラムが組み込まれており、各イベントの演出効果を高めている。この天文館アーケードの完成が新幹線の終着駅となる中央駅・天文館地区及び鹿児島本港地区との都市軸の活性化を誘発し、鹿児島全体の活性化につながることを願っている。